Westwood MXは将来のモトクロス界を担う子供たちやその所属チームの活動を応援しています。
中学二年生のモトクロスライダー名島 玖龍(きりゅう)くん(14)は学業の傍ら、週末は親子二人三脚でモトクロスの練習に励みレースにも出場しています。今回はそんなジュニアライダーの玖龍くんにモトクロスの魅力や学校生活の両立について、そして参加してくれた一将祭の感想を伺いました。
※学年や年齢は2023年3月時点のものです。
Interview, text and photo / Westwood MX
Date 2022.12.04(第16回一将祭当日、MX408にて)
ーーまずはモトクロスを始めたきっかけを教えてください。
父がもともとやっていたのでそれを見て「格好良い!やりたい!」と父に伝えたことを覚えてます。たしか幼稚園のころですね。最初はちょっと怖かったんですけど、やっぱり「楽しそう!」と思ってバイクに乗せてもらいました!
ーーでも怪我をしたり怖い思いもしたことも?
これまで骨折を4回したんです。鎖骨を折ったり、痛い思いもたくさんしました。結果が出ないときはやめたいって思ったことも実は何度かあります。
ーーそれは痛いから?
いえ、怪我でやめたいとは思ったことはないです。レースで結果を出せず思い通りの走りができないときが本当に悔しくて。でも周りの人たちが支えてくれて、たくさんアドバイスをしてもらえる。だから楽しくてやめられないんです。
ーー話は変わりますがどんな学校生活をしているんですか?
学校ではバスケ部に入ってるんです。なので平日は授業とバスケ、週末はモトクロス。毎日トレーニングもしていて、勉強する時間がなくてちょっと大変です(笑)。来年(2023年度)受験生になるので頑張らないと。
ーー部活との両立は大変では?
ありがたいことに顧問の先生も、チームメイトも僕のことを理解してくれて応援してくれています。だから思う存分モトクロスにも打ち込むことができるんです。
ーーモトクロスの無い生活は想像できる?
想像できないですね。無くなっちゃうと何をしていいか困っちゃいますね。始めた時はここまで自分の生活の一部になってしまうとは想像してませんでした。すぐやめちゃうかもしれなかったですからね(笑)。
ーーモトクロスが楽しいって思える瞬間はどんなとき?
やっぱり思い通りのジャンプができたり、イメージ通りの走りができると楽しいですね。でも壁にぶつかってしまうことも多いです。実はジャンプが苦手なんです。だから父や父の知り合いの方々に教えてもらって苦手を克服できるように頑張ってます。
ーー今日のような一将祭(通常のレースとは異なるイベント)はどんなところが楽しいですか?
みんな遊び心があるし、レース中にわざと当てにきたりとか、本当に楽しいです。午前のレースでは2つ出場したんですけど、1本目は負けてしまいました。でも2本目は勝つことができましたね。
ーーイメージ通り?
ですね(笑)
ーー玖龍くんのモトクロス活動を応援してくれているご両親に何かメッセージはありますか?
お父さんお母さんには感謝しかないです。僕がレースで勝てるようにバイクを整備してくれるお父さん、学校が終わった後に練習に連れて行ってくれるお母さん、いつも本当にありがとう!感謝の気持ちはレースの結果で伝えていきます。これからもよろしくお願いします!
ーー将来の夢は?
増田一将さん(元国際A級ライダー)のようなパンチのある攻めの走り、中山裕さん(元国際A級ライダー)のようなテクニックのある走りができるライダーになりたいです。いつかは憧れのヘイデン・ディーガン選手(現AMAライダー)と同じレースに出場して戦えるようになりたいです。
ーー最後に、玖龍くんにとってモトクロスってどんな存在ですか?
これまでもこれからも大事にしたいものです。モトクロスのおかげでたくさんの人に出会うことができ、(学校生活では学べない)いろいろなことも学べますし、とっても楽しいです!モトクロスは二輪の免許を持っていなくてもできるスポーツなので、もっとたくさんの人にチャレンジしてほしいです。絶対面白いと思いますよ!
名島 玖龍くん、そしてお父様・お母様、インタビューにご協力頂きありがとうございました。
モトクロスの楽しさを忘れず、これからも頑張ってください。Westwood MXは玖龍くんの夢を応援しています。