ピュアテックレーシング所属のIA2ライダー(2023年2月現在)。
若くして活躍する⻄條選手に、モトクロスを始めたきっかけやこれからの目標を伺いました。
Interview, text and photo / Westwood MX
Date 2022.12.04(第16回一将祭当日、MX408にて)
ーーまずはモトクロスを始めたきっかけを教えてください。
両親がともにモトクロスをやっていたりとバイク好きな家庭でしたので、気づいた頃、3歳にはモトクロスを始めていましたね(笑)。小さい頃からAMAスーパークロスなどジェームス・スチュワートとかチャド・リードが走っている海外のレースを動画で見るのが好きでした。
ーーということはこれまでに他のスポーツには惹かれなかったということでしょうか?
そうですね、BMXは遊びで少しやっていましたが、球技とかは全くです。学校の体育の授業でしたくらいですね。
ーープロになったのはいつですか?なってみて感じたことは?
17歳の高校2年の時です。A級になってレベルの違いを感じましたね。何から何まで違いました。走りの技術を磨くだけでなく、体づくりから本気で取り組まないと勝てない世界です。プロになってより一層「速くなりたい」という気持ちが強くなりました。
ーー今の自分より速くなるためには何が課題でしょうか?
自分の走りを表すと「安定した走り」なんです。もちろん良いところでもあるのですが、無理しない範囲でしか走ることができていない。トップレベルの選手はここぞという時に、パワー溢れる攻めのライディングができている。そこが自分自身の課題と感じているので、タイムを1秒でも速くするための常に「攻め」を意識した走りを見せていきたい。
ーーたくさんの人に攻めの走りを見てほしいですね。
そうですね!観客が多いと燃えるので、ぜひ来てほしいです。
ーー海外と比べると日本のモトクロスの盛り上がりはまだまだこれからだと思いますが、どうすればもっと盛り上がると思いますか?
実際に生で見たことがない人がほとんどだと思うので、多くの方の見る機会を選手やスタッフ、モトクロスに関わる人が動いて作って行く必要があると思います。
まずはモトクロスの世界を体験してみてほしい。会場に響き渡る音、そしてレースならではの迫力を感じてほしい。絶対に楽しんでもらえるはずです!バイクで飛ぶのはモトクロスの醍醐味。そしてトップを目指すレースなのでわかりやすくて初めての人でもわかりやすいと思います!
ーー「一将祭」に来てもらうのが良いかもしれないですね。
それが良いですね!緊張感のあるレースというより、楽しい雰囲気のあるまさに「祭り」という感じで、一般の方も気軽に参加しやすいと思います。レースも皆楽しんで走っているので、見ている方もモトクロスの楽しさを感じてもらえると思います。
ーー最後に、⻄條さんにとってモトクロスってどんな存在ですか?
当たり前の存在すぎて、難しいですね(笑)。こんなに楽しいスポーツはないと思います。ずっと楽しいんです。もちろんうまくいかなくて落ち込むこともあるんですけど、そういう時は周りの人やファンから声をかけてもらうことが何より力になります。
ーーファンの方やこれから初めて見る人へ
スタートが得意なので、スタートに注目してほしい。攻めのライディングでチャンピオン獲りますので、応援よろしくお願いします!